太りすぎ・痩せすぎは妊娠しにくい?妊娠しやすい体重は?

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「太りすぎ、痩せすぎだと妊娠しにくい」というのはなんとなく聞いたことがあるのではないでしょうか?“太りすぎ”“痩せすぎ”が原因で不妊になっている女性は約1割ほどしかいません。妊活をしていると自分の体型のせいで妊娠できないと悲観的になる方もいらっしゃいますが、過度な肥満や痩せすぎでない限りはそこまで影響を与えません。

ですが、「少しでも妊娠しやすい体型になりたい」「過度な肥満・痩せすぎだ」という場合は妊娠しやすい適正体重になることで妊娠に一歩近づきます。

あなたの適正体重の調べ方(BMI)

妊娠しやすい体づくりのためには、まず自分の適正体重を知る必要があります。適正体重は、BMIで調べることができます。BMIというのは肥満指数で、今の体重が健康に過ごせるものかどうかを表します。

BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で計算します。

 18.5未満 低体重(痩せすぎ)
18.5~25未満 普通体重
25~30未満 肥満1度(軽度肥満)
30~35未満 肥満2度(中程度肥満)
35~40未満 肥満3度(高度肥満)
40以上 肥満4度(超高度肥満)

BMIは18.5~25が標準値とされていて、理想は22です。18.5以下になると体が痩せすぎているということになり、月経不順や流産のリスクを高めます。逆に25以上になると肥満となり、数値が上がれば上がるほど排卵障害などが起こりやすくなります。

「痩せすぎや肥満のせいで妊娠しにくくなっている」のではなく、「適正体重なら妊娠に必要なホルモンが十分に分泌される」というイメージをもって、適正体重を目指しましょう。

また、肥満や痩せすぎの状態は、BMIだけでなく体脂肪率によっても知ることができます。体脂肪率は、体重1kgあたりに、体脂肪がどれくらい蓄積されているかを%で表します。

女性の体脂肪率は30歳未満で17~24%、30歳以上で20~27%が標準範囲になっています。体脂肪計で計測した体脂肪率が標準範囲に入っていなかったり、超えていたりする場合は、妊娠しやすい体の状態とは言えません。標準範囲内に収まるように生活習慣を見直しましょう。

 

過度な肥満・痩せすぎは妊活にどんな影響を与える?

体重 妊娠

過度な肥満や痩せすぎの場合、ホルモンバランスが崩れて妊娠しやすい体づくりを妨げてしまう可能性があります。それぞれ妊活にどのような影響を与えるのか、紹介していきます。

太りすぎの場合

妊活中に太りすぎている場合は、ホルモンサイクルが乱れて、正常な分泌ができなくなる可能性があります。ホルモン環境が乱れてしまうと、卵胞が正常に育たなくなり排卵障害を引き起こしてしまいます。

さらに肥満は、子宮内膜症や子宮筋腫のリスクを高めるエストロゲン状態を引き起こします。着床問題につながることもあるので、妊活を妨げる危険因子であることは確かです。

肥満によって代謝が悪くなると、血液循環が悪くなります。当然、子宮への血流も悪くなりまから、着床しやすい環境が作りにくくなり、流産が増えたり、不妊の原因となる着床障害を引き起こす可能性もあります。

また、食べすぎによる肥満の人は要注意です。暴飲暴食が原因で、糖代謝に異常をきたすと赤ちゃんの催奇形性のリスクも高まります。妊娠しやすい体づくりのためだけでなく、元気な赤ちゃんを産むためにも、妊活中から肥満を解消したり、改善させることが大切なのです。

痩せすぎの場合

身体が痩せすぎていると、体に十分な血液と栄養が行き届かないので、視床下部下垂体は卵巣に対する働きかけを弱めてしまいます。少ない栄養で自分の命を守るために体の負担を減らそうとするからです。

その結果生殖機能が低下して、生理不順になってしまうのです。排卵が止まったり、ホルモンバランスが崩れることも考えられます。赤ちゃんを迎える準備をするだけの栄養が足りていないという状態です。

身体が貧血になると、当然着床環境も悪くなります。もし妊娠できたとしてもうまく着床することができず、流産してしまう可能性が高まります。

妊活のためには、しっかりと栄養をバランスよく取り入れなければいけないのです。過度なダイエットには注意しましょう。過去に無理なダイエットをしたことがあるという人も、要注意です。

急激な体重変化に要注意

急激な体重変化

肥満や痩せすぎの体型の人よりも、標準型の体型の女性の方が妊娠しやすい体であるということがわかりました。もともと肥満だったり痩せすぎているという人は、適正体重に近づけるように心がけましょう。

また、急激な体重変化が起こると、体は変化に対応できず、ホルモンの分泌が乱れてしまいます。妊活のためには、ホルモンを正常に分泌して、体が赤ちゃんを迎える準備をしっかりできるようにすることが何より大切ですから、無理なダイエットや暴飲暴食はやめましょう。

適正体重に近づけるためには

  • バランスの良い食事を規則正しくとること
  • 週に1~2回の適度な運動を生活に取り入れること
  • 十分な睡眠で体の機能を休ませること
  • ストレスを溜めず、定期的にリフレッシュすること

が大切です。

適正体重を意識した生活習慣を送ることで、妊娠しやすい体づくりをすることができるはずですよ。